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2008年10月 5日 (日)

じっと我慢の子

コレがナカナカ難しい…。

前職の新入社員の社外研修で講師の先生がしてくれた話を少し…。

『グループでこれから話すハナシの中で最も共感できる人物・そうでない人物を発表してください』って課題だったと思う。タシカ…。

ある船に"船長・船員・60歳過ぎのお爺さん・新婚のカップル"の5人が乗っていました。航行中、その船は嵐にあって転覆、全員小さな無人島に打ち上げられました。目を覚ました新婦が辺りを見渡すと船長・船員・お爺さんの姿ダケで、新郎の姿がドコにもありません。新婦は島中を探し回りましたが、やはり新郎の姿はありません。あきらめかけた時、遥か海の向こうにもう1つの無人島が見えました。新婦は必死で目を凝らし、その島に新郎が居るコトを確認しましたが、新郎はコチラの島には全く気付きません。何とか海を渡り、新郎に会いたいと考えた新婦は船員の所に相談に行きました。

新婦「船員さん、お願いです。私をあの島まで連れて行ってください。」
船員「船もないし、第一自分は一介の船員なので、船があったところで操船できる自信がない。船長なら船を作って操船も出来るから船長に相談してみれば…。」

新婦は船長のところにお願いに行きました。

新婦「船長さん、お願いです。船員さんに相談したところ、船長さんなら…と言われました。私をあの島まで連れて行って貰えませんか…。」
船長「連れて行くのは吝かでもないが、"タダ"でってのもねぇ…。そうだ。新婦さん、俺と一回寝てくれよ。そしたら連れて行ってやってもイイぞ。」

新婦は悩みました。愛する新郎にはどうしても会いたい。しかしその為にとは言え、新郎以外の人と枕を共にするなんて…。途方に暮れた新婦は、どうするべきかお爺さんに相談に行きました。

新婦「実は(コレまでの経緯を話し)、悩んでいます。私は一体どうしたら良いのでしょう…。」
お爺さん「それはお嬢さんが決める事です。あなたの人生の選択なんだから、私にはとやかく言う資格なんてありません…。」

1人で悩んだ新婦は、新郎に会いたい衝動を止めることが出来ず、泣く泣く船長に体を許しました。その翌日、船長は約束を守り、船を作り新郎の居る島まで連れて行ってくれました。島で会った新郎新婦は涙ながらに抱擁しお互いの無事と再び生きて会えた事を喜び合いました。しかし、新婦のの心には一つの咎が残ります。新婦は罪の意識に苛まれ、自分がどのようにしてコノ島にたどり着いたかを話し、新郎に詫びました。

ところが新郎は敬虔なクリスチャン。如何なる理由であろうとも主人以外の男性と枕を共にする事がどうしても許せません。新郎の下した結論は"即離婚"でした。5人以外に誰も居ないその島で新婦はいつまでもいつまでも泣き続けました。

…と言うお話。皆さんは誰が一番かわいそう(=許せる・共感できる)だと思いますか??

当時、研修でグループ討議してグループ毎に発表したんダケド、どのチームも大体、新婦→新郎→お爺さん→船員→船長(真ん中の3人はグループ毎に違ってたケド)ってカンジの順番に発表してた。一通り各グループの意見が出揃ったところで講師の先生がヒトコト。

『皆さん、ホントにそうですか??』

全員、キョトン。先生はこう続けた。

『皆さんが最初に選んだ新婦と最後に選んだ船長は、同じタイプの人ですよ。2人とも"目的の為には手段を選ばない決断をする"人だと思いませんか?その他の3人もそうです。例えば、"お爺さん"は60年以上も生きてきてイロンナ経験をしてきてるハズなのに、頼ってきた若者に対して、自分が責任を負いたくない為にアドバイスの1つもなく"自分で考えろ"なんて、アマリに無責任ではナイですか?船員にしても、明らかに緊急で特異な状況にあるのに、やってもみないで"ムリだ。自分以外を当たれ"ナンテ、アマリにも投げやりで無責任じゃないですか??皆さんが情状を酌量して導き出した答えは間違ってはいない。でも、カナラズモノゴトには2つ以上の見方があって、本質的に考える事も必要なんですよ。』…と。

最近、自分の考え方が偏って来て、辛抱強く"もう1つの見方"を探すコトナク、一面からの見方のみでイロイロ判断を下してるような気がしたので、初心に戻る為に"文字"にしてみたのだ…(⌒▽⌒;A。

"もう一面"を見つけるまでは"じっと我慢の子"。

明日からまた頑張ろう…(´▽`*)。

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コメント

≪ひかりちゃん≫
ジツは研修でもその意見はケッコウ多かったのだ。事実、基本的には自分もその意見を持ってたしね。ソレも"一つの見方"としては正解なのだ。

ただ、シゴトをしていると与えられた選択肢の中に"完全な正解"がナイ事がチョコチョコあるのだ。
『与えられた時間の中で正解の近似値を採択して結果を出す。』
新入社員向けの研修だったので、
そう言う要素を含んでて、
『ソレも一つの正解ダケド、今、求められてる結果・成果じゃないので、コノ中の人物を共感できる順に並べてください』
と言われて、どのグループも記事本文に有るような順に並べて発表したのだ~(´▽`*)。

個人的には今でも『新婦、泳げよ…!!』
と思ってます(笑)。

投稿: ジャック | 2008年10月 7日 (火) 01時22分

≪ひよりさん≫
葛藤しております。
今日も会議の中のハナシで
"偏ってる自分"が見え隠れするトコがあってねぇ…。
自分の信じるコトが瓦解したトキ、
『適当に生きるコトが出来ればどれ程楽だろう』
なんて考えてしまうケド、そう言うワケにも行かないしね…。

何とかして自信の持てるsolutionを発掘するのだ(´▽`*)

投稿: ジャック | 2008年10月 7日 (火) 00時58分

ん~難しい。
なんだかその5人は皆一番安易な方法を選んだように見えますね~。

私が新婦だったらどうにか頑張って自力で向こうの島まで行く方法を考えます。
泳ぐとか、いかだを作るとか、船長さんを説得するとか…
それと同じで、おじいさんだったら新婦と一緒に方法を考えますね。
「頑張れ」って突き放すのは簡単だけど…

劇団四季のミュージカル「ウィキッド」でエルファバが言った言葉 ↓↓
「ものごとを別の角度から見ただけよ」

投稿: ひかり | 2008年10月 6日 (月) 22時22分

葛藤してるねぇ

物の見方にはいろんな方向があってイイと思う。だからこそ、答えを出すのが難しいんだと思います。

今日のお話、とても参考になりました。またどこかで使わせてもらいます。

ジャックさんは我慢と葛藤を繰り返しながら、自分で答えを導くんだと思いますから、心配はいらないと思うけど、自分で出した答えには自信を持って欲しいと思いました。

新婦さんは結局、自信を持てないことをしたんだと思うから。

投稿: ひより | 2008年10月 6日 (月) 01時40分

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